風が往き交う場所

カトリックなおばはんの日々の戯書きです。                                   




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「ありがとう、よろしく。」 :: 2008/08/21(Thu)

最近、ご主人を亡くされた方と、ちょっと言葉を交わしました。
その方は、私の親ほどの年齢でいらっしゃいます。

何もかも、割り切って考えるさばさばした方だ、
という印象がありましたので、
ご高齢のご主人が亡くなられたことも
冷静に受け止めていらっしゃるものと
勝手に想像していました。

ところが、その方は、ご主人の死について、
深い自責の念に駆られておいででした。
私の耳に入ってくるその方の声に
どんどん涙が混じりました。

「かわいそうで、申し訳なくて・・。」

人には、それぞれ、生活を共にしなくては
分からない苦労がありますので、私は
何と応えてよいか分かりませんでした。

「そんなに、ご自分を責めないで。」と
言ったものの、これが、その方の慰めになったかどうか、
私は少し不安です。

「そうですか、そんなにお辛いのですか。」と、
精神の鍛錬を重ねた方のような応じ方は、
なかなかできるものではありませんでした。

慰めたい気持ちにも、「相手にこう感じて欲しい。」という、
私の側の願望が入ってしまうのですね。

ところで、ほんの数ヶ月前のこと。
肉親の臨終に立ち会われた方が、
その場に呼ばれたカトリック司祭が仰った言葉を、
私たちにも教えてくれました。

「これから逝く人に向かって、私たちが伝えるのは、
『ありがとう、よろしく。』です。」・・・と。

「ありがとう」は、共に生きたその人への感謝の念、
「よろしく」は、すでに天に帰った人々へのよろしく。

でも、これは、死に逝く人の、私たちへの心でもあるように思います。

「今まで、ありがとう。後のことを、よろしく。」

そんなご主人のお気持ちが、その方にもいつか伝わりますように。

それにしても、生前の亡き母の「天敵」であった方と私が、
そのような言葉を交わすとは・・・。


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