風が往き交う場所

カトリックなおばはんの日々の戯書きです。                                   




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いつか、人生の危機が訪れたら。 :: 2010/04/24(Sat)

紅葉の花?

 それゆえ、
 わたしは彼女を
 いざなって
 荒れ野に導き、
 その心に語りかけよう。
  ~ホセア書 2:16~

 わたしは立ち去り、
 自分の居場所に
 戻っていよう。
 彼らが罪を認めて、
 わたしを尋ね求め
                             苦しみの中で、
                             わたしを捜し求めるまで。
                               ~ホセア書 5:15~

 わたしが喜ぶのは
  愛であっていけにえではなく
 神を知ることであって
  焼き尽くす献げ物ではない 
             ~ホセア書 6:6~



昨日から、私たちの聖書のグループはホセア書に入りました。
預言者ホセアが、多情な妻ゴメルの不忠実に苦しみますが、
彼の、妻を愛する強い愛がゆるす力となって
再び妻を迎え入れたという体験を通して、
神(夫)がイスラエル(不忠実な妻)をどれほどに愛しているかを知って、
預言します。

すなわち、イスラエルの神を裏切って、現世的なご利益を求めて
偶像崇拝に走った当時のイスラエルの民の悔い改めを、
神がどんな思いで待っているかが語られています。

私たちの聖書のグループのファシリテーターの方が、
「もしかしたら、メリメの『カルメン』などは、
ホセア書を題材に書かれたのではないかしら。」
と仰いました。…なるほど。

さて、私の感想ですが。

私くらいの年齢まで生きた人なら、
誰にでも「人生の荒れ野体験」のようなものがあるだろうと思います。

「与えられたこの自分」を容易に受け入れられない性格の私の「荒れ野体験」には、
過去にお世話になった方々への忘恩から犯してしまった行いについての苦しみも
ありますし、子どもたち、家族に辛い思いをさせたという最も大きな後悔、
ひいては、激しい自己嫌悪から、「やはり神などいない」と、
「神の民の群れ」から離れようとしたころの苦しみもあります。


そういう自分の身に起きた過去の辛かった体験を振り返って、
その時はどうしようもなく苦しかったけれど、
今、振り返ってみたら、あの時の体験がなかったら、
自分は今のような生き方はしていなかった、とか、
今のようなものの見方をしていなかった、
というようなことが誰にでもあるだろうと思います。

例をあげることは控えますが、1歩、家の外に出ますと、
「母親としてこれ以上の苦しみはないだろうな。」
という厳しい現実と向かい合っている方々と、たびたび出会います。

それを思いますと、私が味わってきた苦しみなど、苦しみと呼ぶのも
おこがましいのですが、それでも敢えて述べますと、
自分が苦しかったときには、
きっと、神さまが私を荒れ野に導いて、
私の心にとって必要な何かを語りかけて下さっていた
のだろう、
また、私もその苦しみにおいて、神を捜し求めていたのだろう、と思います。

ついつい、子どもっぽさから、昨日まで学生だったような錯覚に陥る私ですが、
日ごとに体力的な老いを意識するこの年齢に達しますと、
これからは、今までとは違う痛み、苦しみ、思いがけないできごとが訪れる覚悟も
求められてきます。

人生における何度目かの新しい危機を迎える日が来たら、そのときは、
過去の「人生の荒れ野体験」を無駄にしないで、もしも赦していただけるのなら、
「どうして自分がこんな目に遭わなくてはいけないのか」
というような弱音を吐かずに、そのできごとを通して語られる
神さまのメッセージを読み取れたら、
自分の人生を、素晴らしいと感じることができるのかもしれません。

自分の目の前の、目に見えることに囚われて、心が騒ぐときに、
そのときの自分が主によって荒れ野に導かれていることを思い出し、
試練において、神を見出せるようでありたいなあ、と思いました。

昨日、ふっと思いました。
人間が赦されて、
この世で何らかの「はたらき」が出来る時間は、
案外短いのかもしれませんね。


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テーマ:宗教・信仰 - ジャンル:学問・文化・芸術

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