風が往き交う場所

カトリックなおばはんの日々の戯書きです。                                   




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ご主人を亡くされた「お節介オバサン」 :: 2010/04/18(Sun)

目黒川 しんしんと冷える数日が続くと
 次は汗ばむ陽気。
 私の周りには体調を
 崩している方が
 何人かいらっしゃいます。

 実家のご近所の方が
 急に亡くなられたのも、
 この不順な天候のせい
 かもしれません。

「○さんが亡くなったので、
 お葬式のお手伝いがあるから、
 福島県の滝桜見物は中止になるわ。」

 兄嫁からのいきなりの訃報に、
 初めはぽかんとし、
すぐ様お香典の立て替えを頼み、その次に
「やっぱりお線香だけでもあげさせてもらう。そっちに行くわ。」と、
私の気持ちがくるくる変わったのは、○さんが亡き母の愚痴をいちばん聞いてくれた
「近所のお節介オバサン」のご主人様だからです。

父も母も「こうあって欲しい」という過剰な期待を、
目の前の相手に抱くタイプの人でしたから、
両親の目に完全にかなった同居人となることは誰にとっても難しいことでした。
ですから、同居していたとはいえ、兄夫婦は次第に両親の部屋を遠ざかり、
特に、両親の口から飛び出す愚痴の類には耐えられない様子でした。
毎日のことでしたから。
三っ池公園
そういう母にとって、
○さんの奥さんは文字通り、
「遠い親戚より、近くの他人」的な
人でした。

血が通っていない他人であったことが、
とても大事なことだったのだと思います。
私にも思い当たることなのですが、
血が通った親子同士ですと、
子どもの側でも期待してしまうのです。
「悪口は話がエスカレートするに従って、
話す人の表情をどんどん醜くするもの
だけれど、自分の両親の顔に
そういうものが浮かぶのを
認めたくない、醜い言葉を
聞きたくない」と。

○さんの奥さんは、そういう母を許してくれる人でした。
医師から禁止されていた「甘いもの」を持って、自宅療養中の母の部屋を訪れ、
母との静かな時間を、○さんの奥さんは過ごしてくれたようでした。
○さんの奥さんのこの告白に、母が亡くなった直後、
「こうなるなら、好きなお菓子を心ゆくまで食べさせてあげたかった」と
後悔した私は、ずい分とホッとしたものでした。

本当に、○さんの奥さんは今どき珍しい「お節介オバサン」。
他人から干渉されたり、意見を押しつけられたりすることが嫌いな私ですが、
○さんの突然の訃報に、
「○さんちのオバサン、今、どんな様子だろう?」と、
ふるさとに駆けつけたい気持ちになってみて、「お節介オバサン」を醸成する
ご近所同士のつながりの良さを改めて感じました。

母が仲良くしていただいた感謝を込めて、○さんにお線香をあげに行ってきます。
私はお節介オバサンになれそうにもありませんので、
○さんの奥さんを慰める言葉を見つけることはできないかもしれませんが。


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