風が往き交う場所

カトリックなおばはんの日々の戯書きです。                                   




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「わたし言葉」「あなた言葉」 :: 2008/05/03(Sat)

                   栃木の春の空


私の母と同じ年に、偶然にも同い年で亡くなった久野信(くの・まこと)先生のお言葉を、
子育てを卒業した今も噛みしめることがある。
先生が教えてくださったことは、親-子の関係にはとどまらず、
良き人間関係を保つことにも役立つ
と思う。
「親業」という訓練法をもとに、子どもとの接し方を分かり易く教えて下さった先生は、
「わたし言葉」「あなた言葉」という話し方のポイントを、
様々な例をあげて説明してくださった。

相手に対して、「あなたは」で始まる言葉は、往々にして人を傷つける
相手の全人格を否定する。
「あなたは、こうして散らかし放題。だから、あなたってだめなのよ。」

相手に対して、「わたし」で始まる言葉で話してみると
「わたしは、ここを片付けて欲しいの。散らかっていると、歩くのにもつまずきそうになるの。」
と、必要な内容だけが伝わり易くなる・・・

数日前、大人同士が激しい自己主張を交わす場面に遭遇して、
ひ弱な心の持ち主の私は、同席していてすっかり疲れてしまった。
当事者同士は、そろそろ人生の締めくくりを考えてもよい年代。
そして、私は、それぞれの心の形成過程を、ごく近しい人から聞いて知っている。
それぞれが気の毒だと思うけれど、彼らは自ら望まない限り、
誰かが教えたしなめるのを聞き入れるような立場の人々ではない。

言葉の応酬を頭上に聞き流しながら、どちらも「あなた言葉」でやりあっている、と感じた。

ふと、「あなたは・・・良い人だ。」
    「あなたは・・・素敵だ。」
   「あなたは・・・素晴らしい。」


こんな「あなた言葉」もあるぞ、と思った。

あのとき、頭上で飛び交っていた言葉を思うと、
私たちはまだまだ、こんな「あなた言葉」を自分のものにできるほど、
成熟していない大人であることを認めざるを得なかったが。

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  1. 今日の想い
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