風が往き交う場所

カトリックなおばはんの日々の戯書きです。                                   




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「人がこんなに哀しいのに・・」(「沈黙の碑」より) :: 2009/09/18(Fri)

URLぼんくらオヤジさんのブログで、
故・遠藤周作の言葉が刻まれたURL沈黙の碑のことを知りました。
何度かお話したことがあったかと思うのですが、何故か私は、
若いときから遠藤周作が苦手でした。
けれど、URL平田栄一さんのご本で、遠藤周作の友人・井上洋治神父様の教えに
触れるようになったりしてから、若い日とは違う視点で読むことができるような気がしてきました。

さて、その「沈黙の碑」ですが、昭和62年に長崎市の
外海地区出津文化村内に建立されたそうです。
ああ、この地のURL「ド・ロさまそうめん」、おいしいですね。

     

                        「人間が
                        こんなに
                        哀しいのに、
                        主よ
                        海があまりに
                        碧いのです。」



碑には、そう刻まれているそうです。

そう、関係が順調な父と娘であったなら、父親が高齢で弱っていても、
そして、別れが後悔を伴うものであっても、
これほど囚われることはなかったような気がします。
あまりに難しい父親であり、娘であり、激しい確執から逃れ得ない私たちだったから、
なおさら苦しいのでしょう。

仕事人間だった父は、老いて母に逝かれて、
初めて「父親としての寂しさ」を自覚し、その感情を吐露するようになりました。
その表現の仕方は、あまりにも下手くそでしたが、
そのことがかえって冷徹な娘にさえ憐れを抱かせました。
けれど、今度は娘の方が、時間にゆとりのない日を送っていました。
気を強くして、その気になれば誰かに代わってもらえるようなことで。

それでも、今日の空も青。
確かに南方の海は、今日も浸るものを染めるような碧さなのでしょう。
昨日、今日、明日と、地球の時間は何もかもを呑み込んで、
小さいものの身の上に起こった出来事になど
気もとめずに過ぎ去っていきます。

兄嫁から電話がありました。声が軽やかでした。
・・・そうですね、おねえさん、あなたがいちばん大変だったのですよね。


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テーマ:生きること - ジャンル:心と身体

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